テンシロン万能試験機ロードセル(250N)に左図のように長ネジを取り付けそのネジにてニッパを押し、切断する際の荷重を測定した。


滅菌済針付ステンレスワイヤー
Stainless Wire

【特徴】
ステンレスワイヤー部は、

 ・ISO5832-1 Composition D (外科用インプラント国際規格)


の両方の規格をクリアしています。これにより、生体安全性を確保しています。
更にワイヤーは、引張強度の高さ、結紮のしなやかさを併せ持つようにつくられています。


針部はSUS302の中でもマニーオリジナルな成分を配合させ、更に特殊な機械的加工を施し、他社に比べて切味・くり返し曲げ強度が優れています。


【全体外観


【針部拡大】

結紮モデル】
ワイヤー長さ ワイヤー外径
450mm 0.8mm(USP 6)
●  試験結果
@ ワイヤー部

試験結果:n=5の平均値   

試験項目

MANI

E 社

外観データ

線径(mm)

0.81

0.88

ワイヤー長(mm)

451

467

引張強度試験

破断伸び(%)

【ΔL / L ×100】

【標点間距離100D(80mm)】

56

52

×

捻回試験

捻回回数(回)

35

34

×

Wrapping Gap(mm)

0.44

0.45

×

ワイヤー切断荷重

最大荷重

124N
(12kgf)

145N
(14kgf)

×

丸の数

3

0

A 針
試験結果:n=5の平均値

試験項目

MANI

E 社

外観データ

先端形状

Taper Cut

Taper Cut

ボディ形状

フラット

フラット

針外径

1.3mm

1.3mm

弯曲形状

1/2Circle

1/2Circle

針長さ

50mm

48mm

表面処理

シリコーン

不明

針の材質

SUS302(ZT)

不明

回転切れ味試験

被刺通材:ポールベア(t=1.10mm)

平均値(g)

343

383

×

中央部90度曲げ試験

最大値(gcm)

12001

9918

×

降伏点(gcm)

8009

6525

×

ヤング率相当(gcm/deg)

558

549

×

中央部90度ダクティリティ試験

平均値(回)

2.8

1.0

×

耐食試験

NaCl

錆無し

錆発生

×

丸の数

0

@ 引張試験
伸び-応力推移グラフ
グラフはともに5本目のデータ スパン長:100D


(ワイヤー部)

MANIのワイヤーはしなやかで伸びもE社を上回っている。E社のワイヤーは強度はあるが、ややしなやかさに欠ける。



A 切れ味試験
各刺通ごとの刺通抵抗の推移
各製品とも5本の平均値による(被刺通材:ポールベア t=1.10mm)


(針部)

1刺通目から5刺通目までを通してMANIの針の方が、切味が良かった。



B 曲げ試験
曲げ角度と曲げモーメントの関係
各製品とも5本の平均値による


(針部)

曲げモーメント、降伏点、ヤング率相当の全ての項目で、E社を上回っていた。

C食塩水による耐食性試験について(試験方法 JIS T3102 医療用縫合針 3.6耐食性試験)

MANI E 社
錆の発生は無かった。
針全体に錆が発生し、ワイヤー部がもらい錆を受け針部からワイヤーが抜け落ちた。
D ワイヤー切断荷重試験について
「ワイヤーを捻った後にニッパーで、切る時のがどのくらいあるのか?数値であらわせるか?また、人が硬いと感じる値は、どのくらいか。」 上記の市場からの要望を受け、まず、ワイヤーを切断する荷重を測定した。外径の影響もあるが、MANIの方がE社より切断荷重は、軽かった。

メーカー

外径(mm)

最大荷重

MANI

 0.81 124N
(12kgf)

E 社

0.88 145N
(14kgf)
E 捻回試験について



       〈捻回試験機〉

〈捻回前〉

〈捻回後〉

【捻回試験後の試験片】

結果:MANI…35回

   E 社…34回